円空展 福島県立美術館
あなたはご存知でしたか?
実はわたしはこの企画展を新聞で読むまで知りませんでした。
wikipediaによると江戸時代前期の木食僧(廻国僧)・仏師・歌人。
特に、全国に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を
残したことで知られるとあります。
円空は1932年生まれ1695年没とあるので63歳でお亡くなりになるまでに、
約12万体の仏像を彫ったと推定されているそうです。
つまり生まれた瞬間からでも単純計算で毎日5体の仏像を彫ったことになる。凄い事です。
そして北は北海道・青森、南は三重県、奈良県まで行ったとも。
会場の説明文には江戸時代の仏師の移動は制限されていたとあるので、
危険をおかしての旅でもあったと思われます。
会場で多くの仏像をみてわかるのは、丸い顔の仏像が微笑んでわたしを見てくれます。
一本の木からノミで切り出した姿が力強く、そして優しく見つめてくれます。
見つめていたら少し涙が出そうになった仏様もありました。
きっと当時の庶民もその独特な姿の仏に救いを求めたのかもしれません。
出会えて本当に良かった。